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第6号様式(第11条)

協働型地域づくり総合補助金実績報告書

平成22年3月24日

千葉県知事 鈴 木 栄 治 様

住所 千葉県千葉市若葉区小間子町1番8
社会福祉法人首都圏光の村
理事長 西谷 英雄 印

平成 21 年 6 月 23 日付け千葉県地推指令第117号‐3による交付決定、及び平成 22 年
x 月 x 日付け千葉県地推指令第 x 号による変更交付決定に基づき、協働型地域づくり総合補
助金に係る事業を下記のとおり実施したので、千葉県補助金等交付規則第12条の規定によ
り報告します。


1.実績額及び事業内容
別紙「協働型地域づくり総合補助金 実施結果表」のとおり
別紙(第6号様式関係) その1

協働型地域づくり総合補助金 実施結果表

名称 社会福祉法人首都圏光の村
代表者の氏名 西谷 英雄

1.補助事業名
循環型社会インフラ構築による里山地域活性化プロジェクト
2.事業の着手及び完了期日
着手 平成 21 年 6 月 23 日 完了 平成 22 年 3 月 19 日
3.事業実施内容

(1)事業の全体概要

・地域の課題と事業の目的(簡単で結構です。)

・事業の進め方の概要(どのような体制で、どのような会議やどのような実証実験を行なうことに

よりプランを策定しようとしたのか)

(1)事業の全体概要
千葉市東側「さらしな地区」は、農村地域で既存集落は高齢化が進んでいる。一方、
自然の残る静かな環境に、知的障がい者施設や老人ホームなど福祉関係の施設が集まっ
ているが、今まで双方のつながりは薄かった。農村地域は耕作放棄地の増加、産廃場の
増加が顕著であり、このまま暮らしやすい環境を維持することが難しいだけでなく、都
市部へ供給している農産物の生産量が減少していくことも予想される。結果、都市部で
は安心安全な千葉近郊の野菜から、フードマイレージが多く、安全が確保できない輸入
野菜の購入が増加するという悪循環が発生する。
しかし、これまで都市部と農村地域の住民が一緒に地域づくりを行うことは少なく、
また、会社員・農家・社会福祉職員といった異業種間の交流はされてこなかった。食と
いう「人間が生きていく上での根幹的な営み」の危機に対して、若者を中心に活動が始
まってきている。
当事業では、千葉市の農村地域にある知的障がい者の授産施設(自立のために働いて
いる施設)「光の村」のメンバー中心に、東京・千葉の都市部で活動している NPO・組
織と協力し、障がい者の教育・自立と農耕地域の活性化を軸にした、地域づくりを計画
した。
進め方としては、毎週の定例検討会を実施し、プランの方向性を検討した上で、週末
の実地調査や地域の人たちとのイベント・実証実験を実施し、トライ&エラーを繰り返
しながら、プランを作り上げていった。

(2) 個別事業の実施結果

・会議等を開催した場合は、「開催日」、「開催場所」、「参加者の概要、参加者数」、「実施内容」等

・先進地視察を行なった場合は、
「視察日」、
「視察先」、
「視察者の概要、視察者数」、
「視察内容」等

・実証実験を行なった場合は「実験期間」、
「実験場所」、
「参加者数」、
「実験内容」、
「実験結果」等

(2)個別事業の実施結果
・プラン策定のために、7 月より毎週の定例会議を実施。(開催日はプロジェクト開始
から毎週木曜日、開催場所は東京駅周辺、参加者は都市部で働く 20 代 40 代、参加者
数は 5 名 10 名/毎回、実施内容は週末の実地調査・イベントを通じたプランの方向性
検討、構築を行っている(現在も継続))

・先進地視察
視察日 視察先 視察人数 視察内容
2009 年 8 月 6 日 鹿児島県沖永 1 名 サトウキビの絞りかすを使って、
良部島 キクラゲを栽培している現場を
視察
2009 年 8 月 14 日 山梨県甲州市 4名 農業をベースとした地域づくり
をしている NPO とのミーティン
グおよび、キクラゲ栽培をしてい
る現場を視察

2009 年 8 月 14 日 山梨県甲州市 4名 現地の直売所の視察およびキク


ラゲの栽培方法の伝授

2009 年 9 月 5 日 山梨県甲州市 4名 地域で使われていない農場・設備


を利用した農業のありかたの視

2009 年 10 月 30 山梨県甲州市 2名 甲州で地域づくり&グリーンビ


日 ジネスをたちあげるネットワー
ク(環成経)に参加
2009 年 11 月 8 日 千葉県夷隅郡 1 名 千葉の里山環境を考える生物多
御宿町 様性シンポジウム・現地視察に参

2009 年 11 月 25 栃木県宇都宮 2 名 「とちぎ未来農業研究会」へ参


日 市 加。産業クラスターの形成により
農業による街作りを行う方法を
検討

2009 年 1 月 9 日 東京都国立市 7名 農家・野菜にスポットを当てた国


立ファームの農家の台所という
レストランの視察

2010 年 1 月 13 日 千葉県香取郡 3 名 何も特色がなかった地域に、日本


神崎町 に伝わる「発酵」を軸として、地
域づくりを行っている先進事例
の視察
域づくりを行っている先進事例
の視察

2010 年 2 月 24 日 千葉県香取郡 2 名 「こうざき自然塾」で、在来種の


神崎町 大豆をつくり、味噌造りをしてい
る現場を視察

・ 実証実験

(ppt p10 を参照)


●実証実験①「都市部在住者の農業体験、光の村見学を通した問題意識共有と課題解決
への提案」(都市部の若者合宿)
実験期間:8 月 30 日
実験場所:谷当グリーンクラブ、光の村、下田農業ふれあい館
参加者数:6 名(参加者)+9 名(スタッフ)
実験内容:都市部で社会活動を行いたいと考えている組織(六本木アカデミーヒルズ主
催の「日本元気塾」参加メンバーでカリスマバイヤーとして知られる藤巻幸夫(元福助
㈱代表取締役社長、現藤巻兄弟社社長)に師事するグループ)による、さらしな地区で
の 1day 合宿を実施。まずはじめに、地域の課題や問題を説明し、谷当グリーンクラブ
併設キャンプ場および隣接する田圃の視察、光の村の教育・自立方針の説明や農作物栽
培の現場、下田農業ふれあい館の見学等を通じて、さらしな地区の魅力と課題について
地域外部者の目からの率直な意見を得た。最後に、地域の食材でのバーベキューをしな
がら、ディスカッションを行った。
実証結果:生の状況を肌で感じ、地域の魅力と共に課題意識を感じ、そのあとの活動に
も参加いただけるほどの共感を得た。特に、光の村で障がい者教育を行っている当事者
の先生が説明したことで、今まで社会福祉の領域に興味を持っていなかった人たちに
も、関心を持っていただけた。また、地域の農産物も、丁寧に品種・特徴の説明をする
ことで、一人 3 千円分ほどを買っていた。「買ってください」「千葉に観光しに来てく
ださい」というマーケティングではなく、地域の課題や問題を説明し、共に地域をつく
る仲間として扱うことの重要性を確認した。

●実証実験②「さらしなクワガタ販売を通した地域ブランド確立の可能性の検討」
実験期間:8 月(採集)、8 月 29 日 30 日(販売)
実験場所:さらしな地区および下田農業ふれあい館
参加者数:9 名(スタッフ)
実験内容:下田農業ふれあい館に協力していただき、8 月中に捕獲したクワガタを「つ
かみ取り」という形で販売するイベントを実施した。イベントを通じ、商品としての価
値や集客状況の確認、地域の自然環境の状況などのヒアリングを行った。
実証結果:農村地域内の直売所に訪れる層は、直売所の野菜・食品のために訪れている
方であり、また、元々地域に長く住まれている方が多く、高齢であること、クワガタな
どの虫に興味ないこと、さらに自宅周辺にはまだクワガタがいる(はず、との思いが大
きい)ため、購入する人は少なかった。結果として、直売所で販売するためには、「食」
につなげることの重要性を把握した。

●実証実験③「授産園太鼓演奏を通じたプロモーション活動の可能性の検討」
実験期間:10 月 25 日
実験場所:下田農業ふれあい館
参加者数:18 名(お客さん 20 名ほど)
実験内容:直売所で授産園の太鼓を披露し、イベントによる集客効果と、その際の販売
動向の関係を調査した。
実験結果:下田農業ふれあい館の 1 周年記念で直売所の方には多くのお客さんが来てい
たが、裏で行われていた太鼓演奏には、20 名程度しかお客さんが集まらなかった。イベ
ントでは太鼓の演奏などはよく行われているため、一般の方々には目新しさはなく、太
鼓演奏による集客効果は見込めないことが分かった。また、演奏後も、授産園の活動に
対する質問などもなく、ただ単に、太鼓演奏などを行い、光の村の紹介をしても、一般
の人たちには社会福祉へ興味をもってもらうことにはつながらない、という現状を把握
した。
●実証実験④「キノコの栽培および直売所でのキノコ販売を通じた授産園での農業の可
能性の検討」
実験期間:7 11 月
実験場所:光の村ビニールハウス施設内(栽培)および下田農業ふれあい館(販売)
参加者数:11 名(栽培・販売)
実験内容:光の村授産園内で未活用のビニールハウスおよび山林を活用して、知的障害
者が安全かつ生産的に農作業可能なキノコを栽培し、収穫、地域の直売所で販売し、地
域のキノコに対する需要と、事業の可能性を確認する。
実証結果:直売所では、特に授産園での栽培ということを明記しなくても、置いたすべ
てのシイタケが売り切れた。食物で、品質が良く、価格が適切なものであれば、一般の
方々に購入してもらえることを実証した。

(3)事業の効果

・本事業でプランを策定することにより付随して地域に現れた効果(地域の変化や気運の醸成、そ

の他)を記載して下さい。

(3)事業の効果
プラン策定を通じて、さらしな地区の農家さんや、体験農園の関
係者と協力関係が生まれ、「若い人たちも動き始めている」という
感触を持っていただけるようになってきている。そのため、「地域
で有機の農業をやりたい」とか「田植えをお手伝いしたい」という
ような、都市部の若者の要望を、農家さんに伝えられるようになっ
た。
一方、この一年で、千葉の都市部での NPO や商店街、大学発ベンチャー企業、農業系
の大学を卒業し新たな農業を行っているメンバー、などの若い人たちと情報共有が深い
レベルで行えるようになった。今後、農村地域での受け入れる体制(例えば、神崎での
酒造りや、味噌造りなど)ができてくることによって、若者と地域の年輩の人たちが共
に作業を行うベースができはじめている。

以上の活動から、今後の長期的な地域づくり戦略プランを策定した。この戦略プランを、
「ドリベジプロジェクト」として、今後、実践に移していく。
<ドリベジプロジェクト概要>
・ 授産施設のビニールハウス利用し、育苗を行う。
・ 地域の耕作放棄地を、NPO や雇用されていない(就職が難しい)方々が協力して開墾
する。
・ 開墾した農地に、地域の人たちみんなで協力し大きくなった苗を植え、農作物を育
てていく。
・ 耕作期間は、NPO のメンバーだけでなく、都市部で農業に興味ある人みんなに畑に来
てもらい、一緒に農業体験や食のイベントを行う。
・ 収穫時にはイベントを開催し、たくさんの人で協力して収穫する。(農業合コン・
マクロビ・鍋会・クッキング教室など)
・ 収穫した農作物は空き店舗を活用し、都市部で販売していく。また、残った農作物
は併設のカフェや、近隣の飲食店で有効活用していく。
・ 種から苗、苗から農作物、農作物から食・料理への一貫した流れを作ることで、手
頃な価格で提供をできるようにして、持続的な事業として継続していく。
・ 食・料理から地域に興味を持った人たちに、地域での活動(写真:竹によるキャン
ドルづくり)につなげていく。
・ 人が増えていけば、対象農地の拡大や、栽培する品種の拡大(キノコや花・ハーブ・
果物など)、さらに蜜蜂による蜂蜜づくりなどへ展開していく。
※詳細は添付の「地域づくり戦略プラン」を参考のこと

Microsoft Word 97 - 2004


文書

※ 補助事業に関する写真があれば添付すること(別添でもよい)。
※ 策定した地域づくり戦略プランを別途添付すること。
4.収支決算書 その2

<収入>
費目 内訳 金額 (円) (参考)予算額(円)

本補助金 1,091,000 1,707,000


会費 0 0

寄付金 0 0

自己資金 1,091,103 1,708,000


国、県等補助金

計 2,182,103 3,415,000

<支出>
事業内容 費目 内訳(名称、単価、個数等) 金額 (円) (参考)予算額(円)
プラン策定 報償費(委 40 人日x15,000 円(ファシリテーション・全
600 千円 600 千円
(事例調査費) 託) 体監理)
スタッフ人 30 人日x12,600 円(調査&調整スタッフ・旅
378 千円 378 千円
件費 費)
諸経費(事
会議会場費 1100 円 20 回 22 千円 37 千円
務雑費)
実証実験 スタッフ人 10 人日x12,200 円(支援スタッフ・旅費・保
122 千円 378 千円
(飼育・栽培) 件費 険料込)
消耗品 なし 0円 687 千円
諸経費(事
なし 0円 37 千円
務雑費)
実証実験 報償費(委
40 人日x15,000 円(作業指導監督者への謝礼) 600 千円 600 千円
(イベント・販売) 託)
スタッフ人 30 人日x12,600 円(支援スタッフ・旅費・保
378 千円 378 千円
件費 険料込)
会場使用料 なし 0円 103 千円
チラシ作成
コピー代 80 千円 80 千円

HP 作成料 なし 0円 100 千円
諸経費(事
コピー代 2 千円 37 千円
務雑費)

計 2,182 千円 3,415 千円

<補助金額の計算>
項目 金額(円) 備考

A 実績額(支出合計) 2,182 千円
B 補助金相当額 1,091 千円 A 1/2(千円未満切捨て)
C 交付決定額 1,707 千円 交付決定通知書による決定額
本補助金の額 1,091 千円 B と C のうちどちらか低いほうの額

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